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ミラー千本真章(コミュニティ福祉・4年)

今回はミラー千本真章選手(コミュニティ福祉・4年)です。この一年、主将として持ち前の優しさと明るさで個性豊かなチームをまとめてくれました。自分の走りにも向き合いながら、部員一人ひとりの話に耳を傾けて、チームのために日々奔走しています。

こんにちは。立教大学4年ミラー千本真章です。

箱根駅伝予選会はもう目の前です。昨年も同じ時期に書かせていただいたので、もう1年が経ってしまったのかとしみじみ感じております。

予選会前にブログが上がるということですので、何を書けばよいのか大変迷いましたが、変にテーマを決めることなく、この1年間の日記として綴りたいと思います。

私は、昨年10月23日に主将に就任いたしました。歴代の先輩方が、力強く献身的にチームを引っ張る姿に憧れを持ち、また自分自身においても、記録的な成長だけではなく、人間的に大きく成長したいという願いがありました。立教陸上歴10年目の最も立教カラーが強いのは私であることに間違いない。非強化と強化の両世代が共に力を合わせて臨む最後の予選会であり、一番良い形で来年のチームに繋ぎたいという思いが強いと当時の日記に書いておりました。

そして次のページには今の自分に足りないものという見出しで、「みんなを安心させる自信」「就寝が遅い」「ハキハキしていない」「メリハリがない」「背中で語れない」…と
こうして昔の日記を読み返してみるのも面白いものですね。足りないものが果たしてこの一年で身についたかどうかは全く分かりませんが、自分自身に点数をつけるなら30点くらいの出来かと思います。

私は昨年の7月に椎間板ヘルニアを患い、怪我で走れないまま主将に就任しました。日々状態が変わらない体、どの医者を信じればよいのかわからず、朝良くなっていてくれと思って起きてみると、状態が変わっていないことに落胆する毎日が続いておりました。

同時にチームとしても予選会後は変化の時期で、新たな取り組みや慣れない部分もあり、失敗や多くの意見を貰い、精神的にタフにならなければいけなかったことを覚えております。常に板挟み状態。過去の主将と毎回比べられ、評価が色々なところから聞こえてくる。自分自身の怪我の状態も良くならず、腐りかけていたこともあり、この時期の日記はマイナスなことばかりが残っています。

しかし4月には新入生という新しい風が吹き込み試合も続いていく中、チームも少しずつ軌道に乗り始めました。ミーティングの内容も、より濃い話し合いが学年毎にでき始め、少しずつ環境が整ってきたのかなと実感してきたのもこの頃です。
 
それでも、全日本駅伝予選は思うような結果は得られず、チーム内でのハプニング続きとこの予選会のスタートラインに立つまで決して順調であったとは言えなかったかもしれません。
そんな状況下でも、副主将の金城が選抜合宿を引っ張りエントリー入りを果たしました。立教記録を更新するメンバーも出るようになり、一歩一歩着実に前に進み始めています。

私自身は怪我が長引き、選抜合宿にも行けず、チーム運営も失敗ばかりで、今でもあの時こうしていたらと後悔ばかりです。

しかし主将に就任したことを後悔はしていません。もう一度選択を迫られたとしても、このチームの主将になりたいと立候補するでしょう。箱根駅伝プロジェクトの始めの4年に携われ、また主将としての経験は誰にでも回ってくるチャンスではありません。とても価値ある時間を今も貰っていると感謝しています。

後輩の中には「主将の走りを早く見たい」「本戦に連れて行くので、しっかり準備して待っていてください」と温かい声をかけてくれる人もいます。そんな言葉が私の陸上へのモチベーション保たせ、気持ちを奮い立たせてくれていたのだと思います。

私は予選会メンバーにはエントリーされていません。予選会のスタートラインに立つ12人のメンバーに思いを託すことしかできませんが、彼らならきっと、きっとやってくれると心の底から信じています。

最後に立教大学の駅伝部に興味を持ってくださっている方へ

私たちのチームはまだまだ発展途上です。何か問題がある度に、新たにルールも加わっていきます。既にある程度整っている田に行きたい人は立教は合わないでしょう。みんなで一緒に耕し、どんなタイミングでどの苗を植え、どの肥料を混ぜながら、どの土を選べばベストな状態が出来上がるのか。チーム一丸となって共に作り上げていきたい、その一員になりたいと思う方は是非門をたたいてください。充実した4年間が待っている場所であることは間違いありません。私が保証いたします。

第99回東京箱根間往復駅伝競走予選会、立教大学の応援よろしくお願いいたします。

次回は、関口絢太(経営・3年)のブログです。来週も是非お読みください。

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