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山口史朗(コミュニティ福祉・3年)


今回は、山口史朗選手(コミュニティ福祉・3年)のブログです。去年は全日本大学駅伝予選会出場や第99回箱根駅伝本選のエントリーメンバーにも選ばれ、着実に実力を伸ばしている選手です。入学当初からの目標である箱根駅伝出走に向け、ひたむきに練習に取り組んでいる様子が印象的です。3年目となる山口選手はどんな走りを見せてくれるのでしょうか。是非ご注目ください。

こんにちは。コミュニティ福祉学部スポーツウエルネス学科3年の山口史朗です。私は今、北海道の弟子屈町で合宿をしています。北海道はやっぱりいい意味で何もなく、空気が澄んでいてランニングに集中できます。さすがは都道府県魅力度ランキング1位です。いつかは旅行で来てみたいですね。


さて、今回、ブログを書くのは3回目となります。前回と同じく、合宿中に書かなければならないため、モチベーションが上がらずに苦しんでいます。ダラダラとした文章になってしまっていると思いますが、大目に見てください。今回は最近起きた奇跡の話をしようと思います。


先月、UFOキャッチャーをやりました。私はおそらく中学生ぶりの経験だったので、取れるか取れないかのギリギリの緊張感が新鮮で非常に楽しかったです。しかし、一緒に来ていた同期のD君は違いました。サングラスをかけたピカチュウのぬいぐるみに手こずり、怒りをあらわにしていました。一度やると決めたら引かない頑固なD君は、所持金をすべて使い切りましたがゲットできませんでした。(金額の詳細はリアルすぎて、D君が親御さんに怒られてしまいそうなので伏せておきます。)結局、私だけがフィギュアをゲットしたので、気まずいまま帰り、安い味噌ラーメンをすすりました。
皆さんもD君のようにUFOキャッチャーにお金を吸い取られた経験はあると思います。期待させといて落としてくるのって、なんかムカつきますよね。それでも、無意識にお金をついつい入れてしまう。怖いですね。そんなUFOキャッチャーは「確率機」とも言われており、ある一定の金額を入れると、アームの強さが増し、ゲットしやすくなります。一般的に3000円前後で取れるように設定されているそうです。今回のD君の結果の要因として、お店の設定が厳しかったのか、D君の技量がなかったのか、真相は誰にもわかりませんが、かなりの低確率を引いたことは間違いないでしょう。


そんな不運だったD君に奇跡が訪れます。私たちが今いる弟子屈町のドラッグストアで一番くじ​を引き、最高賞であるA賞を一発で引き当てたのです。しかも、そのA賞はピカチュウのぬいぐるみだったのです。D君は数週間前の絶望から一変し、満面の笑みを浮かべ喜んでいました。過去の事象にとらわれることなく、一歩を踏み出したD君だからこそ、ピカチュウはD君の元にやってきたのです。私はD君から、「試行回数を増やすこと、つまりチャレンジすること」の大切さを改めて学びました。
D君のように悪いこともあれば、良いこともあるのが人生です。確率はあくまでも予測値なので、数回程度では確率に反して下振れることはよくあります。しかし、試行回数を何百回、何千回と増やしていくことで確率は収束していきます。陸上競技においても、ただ何となくいつも通りの練習をしているだけでは、タイムが上振れることは滅多にありません。上振れたとしても続きません。挑戦、失敗を繰り返し、試行回数を増やすことで、上振れる確率が上がります。そして奇跡は必然となるのです。


最後になりますが、私たちが今、夢であった箱根駅伝を現実にし、陸上競技に打ち込めているのも、様々な確率を乗り越えた奇跡だと思います。そんな奇跡である1日1日を噛み締め、個人としてもチームとしても良い結果が出せるよう精一杯励んでいきます。今後ともご支援、ご声援の程よろしくお願いいたします。
 
最後まで読んでくださりありがとうございました。


次回は富田翔選手(現代心理・3年)のブログです。来週も是非お読みください。

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