今回は、中西洸貴選手(経営・3年)のブログです。メキメキと成長している中西選手。普段からみんなに優しく、練習でもリーダーシップを発揮しています。そんな中西選手も大学生活の半分を終え、チームを引っ張る存在となるでしょう。
こんにちは、経営学部経営学科3年になります、中西洸貴です。今回で3回目のブログになります。
今回は「思いやり」について記していきます。拙い文章になりますが最後まで読んで頂ければ幸いです。
私の恩師監督は、私が高校3年生の最後の全国高校駅伝が終わってすぐに亡くなりました。私はその当時、人の死に直面したことがなく驚きや悲しみよりも空虚感を感じました。しかしその後監督が残してくださった想いを知り、涙したことを今でも覚えています。恩師である監督が教えてくださったことを僭越ながら記させていただきます。
監督は、私たちが高校3年生になってからすぐの夏前に入院になりました。その後監督は月に1度ほどの頻度で部活に顔を出してくださり、全国高校駅伝まで普段と同じようにご指導くださいました。私たち高校のチームメイトはコーチに、亡くなられた後に全てを話してもらいました。
内容は、
夏の入院時点で全国高校駅伝に到底間に合わない余命宣告がされていたこと、またその余命宣告は私たちチームには伝えないこと
などでした。
理由としては、選手はメンタル面が大事。全国高校駅伝を目指す際に、また、走る際に不安要素にならないようにでした。
自身の体がきびしい状態なのにも関わらず、選手を支える。少しでも全国高校駅伝の結果のプラスになるようにする。そのような監督の行動や言動に、亡くなってから泣くことしかできませんでした。
自分の人生史上最大の「思いやり」でした。
相手の気持ちを考えることや、相手の立場になって物事を考えることは誰もが幼い頃から教わってくることです。私はこの事から、この先の人生で監督のような「思いやり」を持てる人間に近づきたいと感じました。人間は誰しも、主観で生きていて客観的に物事を見て考えることを苦手とします。
是非一度、自分の身の回りに対しての「思いやり」を改めて確認してみてください。その「思いやり」がきっと、皆さんの人生をより豊かにすると私は考えます。
次回は、林虎大朗(コミュニティ福祉・3年)のブログです。来週も是非お読みください。