今回は後藤瞭太選手(文・4年)のブログです。
後藤選手は、楽観的な一面と冷静な一面を兼ね備えた選手です。また、誰とでもフランクに話す後藤選手は同期の交流の場を提案するなど、【繋ぐ】存在でもあります。
後藤選手の学生生活ラストイヤーの走りに注目です。
こんにちは。文学部文学科4年の後藤瞭太です。
時が経つのは早いもので私ももう4年生になってしまい、残された時間は有限であることをひしひしと感じております。また新しく新入生も入ってきましたが、私はまだ名前すら覚えてもらっていないと思うので、積極的にコミュニケーションを取っていこうと思います。
さて、話は変わりますが私は現在、就職活動中ということで人生の岐路に立たされています。今回はその中で感じた私の価値観について話させていただきたいと思います。拙い文章になると思いますが、読んでくださる方が途中でプラウザバックをすることないよう精一杯書きますので、ぜひ最後までお付き合い下さい。
突然ですが、皆さんは2012年に出版された朝井リョウ著書の「何者」という作品はご存じでしょうか。2016年には佐藤健主演で映画化もされており、名前を聞いたことがあるという方もいるのではないでしょうか。この作品は、5人の大学生が就職活動に奮闘しながら自分自身が何者であるのか葛藤しながら模索する内容の作品となっており、当時中学生であった私は深く理解することができず、大人になることは大変なのだと感じたのを覚えています。そんな私も作品に登場する彼らと同じ歳になってしまい、改めて読むと先の見えない将来への不安や、自分を上手く見せようと「何者」かになろうとする姿が嫌でも自分と重なる部分がありました。
小説の中にこんな台詞が出てきます。
「十点でも二十点でもいいから、自分の中から出しなよ。自分の中から出さないと、点数さえつかないんだから」
人生の中で、就職活動の中で外側ばかり取り繕いがちになってしまう私にとって強く胸に刺さりました。じゃあ今まで自分が生きてきた中で、3年間の部活動の中で生み出してきた価値、点数が果たしてどのくらいあるのでしょうか。
同期で主将を務めているミラーのようなチームをまとめ上げる包容力、カリスマ性や、昨年箱根駅伝を走って卒業された斎藤さんのような絶対的な走力があるわけでもありません。強いて言うのなら、ふざけた後輩に付きまとわれることくらいしか思い当たりません。そうすると私は一体チームの中で「何者」なのでしょうか。私がいることがプラスなのかマイナスなのか正直、答えはわかりません。ちょっとネガティブ思考すぎないか?と思う方もいると思いますし、このブログを書いていて私自身も少しだけそう感じていますが、そんな自分でもチームに貢献できるなにかを最大限活かして模索していくべきだとだと、就職活動を通じて改めて感じ、これから行動で示していけたらと思います。
話が長くなりましたが、まだまだ大学4年生として始まったばかりです。最後の競技人生の集大成として駆け抜けたその先に自分自身が誇れるような「何者」かになれるよう、悔いのないようひたすら前に進み続けたいと思います!!
少しまとまりのない文章になってしまったかと思いますが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。これからも立教大学の応援をぜひよろしくお願いします。
次回は安藤圭佑(コミュニティ福祉・2年)のブログです。是非お読みください。