今回は武田拓樹選手(法・3年)のブログです。落ち着いた物腰と柔らかな言葉遣いからその寛容さが滲み出ている武田選手。話す人に壁をつくらず、気さくに話してくれる笑顔の素敵な選手です。一歩引いたところから見守り、ちょっとしたことにも気付いて動くその姿はチームにいい影響を与えています。
こんにちは、法学部法学科3年の武田拓樹です。初夏とは思えないほどの蒸し暑い日々が続き、早くもクーラーをフル稼働させているこの頃ですが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。くれぐれも熱中症には十分気をつけて、お過ごしください。
私がこのブログを書くのも早3回目ということで、改めて時間が過ぎるのは早いなと感じます。前回は、少しまじめな内容を書いたので、今回は最近気になったことを漫然と書きたいなと思います。最後までお読みいただけたら幸いです。
私は現在、故障明けで徐々に練習を積んでいる段階です。故障明けは身体が重いため、「なぜこんなに重いのだろう。もう少し軽やかに走りたいな、、」と少し疑問に思いました。答えは簡単です、「重力があるから。」ですよね。しかし、意外と重力について考えたことは少ないのではないでしょうか。今回は重力と引力(万有引力)の違い、そのメカニズムなどを簡単に調べてみて、興味深かったものを紹介できればなと思います。
まず、引力とは「物体間で互いに引き合う力」です。それに対して、重力は「地球と地球上の物体間で引き合う力」です。つまり、引力と重力の違いははたらく場所が地球に限定されるか否かということなのです。たとえば、潮の満ち引きは地球と月の間の万有引力によって引き起こされる現象です。重力と引力の関係として、重力=引力+遠心力があります。遠心力は場所によって異なるため、南極、北極付近では弱く、赤道付近では強くなるそうです。日本国内だと、北海道と沖縄では100kgあたり、約140g沖縄の方が軽くなるそうです。
つまり、アスリートが沖縄で合宿をすることは、身体を軽くするという点でも合理的だったのです。(笑)
では、重力はなぜ全ての地球上の物体にはたらくのでしょうか。物を持ち上げたり、投げたりなど力は接触した物体にのみはたらくイメージが強いですよね。ただ、磁力などは接触していませんが、離れた物体間にはたらきますよね。これは、磁力を媒介する素粒子というものが存在しているからだそうです。簡単にいうと、マラリアなどの感染症が人間の間で感染が広がるとき、マラリアを媒介する蚊がいます。この場合の素粒子は蚊のような役割だということです。しかし、重力の最大の謎はこの重力を媒介する素粒子が見つかっていないにも関わらず、地球上のすべての物体に力を及ぼしていることです。したがって、重力がはたらく仕組みは素粒子によるものなのか、全く別の原因なのかがわかっていないのです。つまり、私達が普段身体が重いと感じる理由はまだ解明されていないのです。まとめると、身体が重いときは沖縄に行くとよいということ、なぜ身体が重いかは現代の科学技術では解明できていないということです。
私達が普段あたりまえに感じていることでも、実はそれはとんでもない奇跡やメカニズムによって成り立っていることはたくさんあります。そのようなことを少し調べてみると意外とおもしろいかもしれません。
最後になりましたが、先日の全日本大学駅伝関東地区予選会の応援ありがとうございました。目標としていた本戦出場とはなりませんでしたが、来る箱根駅伝予選会に向けてのチームの実力を測る貴重な機会となりました。現在駅伝チームは夏合宿に向けて準備をしており、箱根駅伝予選会を突破することを目標として日々練習に励んでおります。これからも立教大学陸上競技部男子駅伝チームへの温かいご声援をいただけると幸いです。
次回は山本羅生(経営・2年)のブログです。来週も是非お読みください。