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小池耀大(経営・4年)


今回は、小池耀大選手(経営・4年)のブログです。天真爛漫で飾らない性格の小池選手。博識もあり、部の人気者です。そんな彼も大学最後の年になりました。そんな彼の走りにも目が離せません。
こんにちは。経営学部経営学科4年の小池耀大です。


年1で回ってくるこのブログを書くのも今回が最後。思えば4年間で4回しか書かないのに、2 年目で早くもネタ切れを起こすアイデア貧者ぶりを遺憾なく発揮し、何の中身もない前置きで軽く半分はお茶を濁した出がらし野郎の私ですが、今年は違います。なんてったって4年生、らすといやー。そんな年のテーマなんて振り返りに決まっています。


ということで今回は、ちょっと気が早いですが私の競技生活をゆるく振り返りたいと思います。
1年目のブログにも書いた気がしますが、小学校の持久走という小さな井戸で思い上がったのが、私が陸上を始めたきっかけです。その後は中学高校と海を知らない両生類、海水で涙の味を知るってな具合のストーリーを辿って大学に入学した訳ですが、その後もこの生き物はやれイップスだの疲労骨折だのと惰眠をむさぼり、自己ベストすら更新することなく、冬眠のような大学生活を送ってしまいました。
かなり抽象的でボヤっとした描写かと思いますが、悲しきかな、これ以上解像度を上げてもさほど内容が変わらないのが、陸上に費やした私の10年です。


いろいろ後悔もありますが、中でも個人としての目標を一度として達成できなかったことは、もはや後悔というよりトラウマと呼んで差し支えないレベルで、一時期はこれまでの全てが間違っていて、自分は生涯何も達成できないのだと考えていたこともありました。


しかし、昨年の秋にチームが箱根駅伝の予選会を突破したことで、私は大きく勇気づけられ、少し考え方を変えることができました。
具体的に言うと「同じ大学生が、それも寝食を共にする身近な人たちが、半世紀以上ぶりに出場するという前例のない目標を達成した。なら数年空いている程度の自己ベストくらい更新できるだろう。よしんばできなかったとして、偉大な彼らのそばで終わる前から諦観にどっぷり浸かって匙投げお手上げでは、あまりに情けなくない?」くらいにモチベーションが回復しました。

月並みな感想ではありますが、このような経験をしこのように思えるようになったのは、このチームだからこそだと思います。箱根の常連校に進学して今と似たような状況にあれば、このように前向きにはなれなかったでしょう。
だから私は他で腐るほど後悔はしても、立教大学を選んだという自分の選択は後悔していません。唯一無二の経験をさせていただき、結果どころか試合に出ることすらできないのに競技を継続させていただいている、この環境と関係する全ての方々に感謝しています。
だからあと少しくらい頑張って、最後は笑って競技を終えたい。というのが今現在の個人的な目標です。


後半何だか遺書じみてきて縁起でもないので、これくらいにしとこうと思います。
ここまでのお付き合いありがとうございました。


次回は忠内侑士選手(経営・4年)のブログです。来週も是非お読みください。

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