今回は山本羅生選手(経営・1年)のブログです。昨年は一年生ながら全日本大学駅伝予選会や箱根駅伝予選会などに出場、5000mや10000mでも自己ベストを更新しチームの中心として活躍した山本選手。普段は明るく面白い選手です。今年もチームに勢いをもたらす走りをしてくれるでしょう。是非ご注目ください。
こんにちは。経営学部経営学科1年の山本羅生です。今年度の締めのブログとなり、今回何を書こうかと考えた結果、私なりの大会やレース等の考え方について書きたいと思います。初めてのブログで拙い文章になりますが、最後まで読んでいただけると幸いです。 突然ですが、皆さんは試合前や大事なイベントの際はどんなことを考えているでしょうか。そこで今回は私なりの考えを3つ書きたいと思います。
1つ目はどんな時でも「自分を持つ」ことです。環境が変わるとその環境に流されたり、その場の雰囲気に吞まれやすいのが人間だと思います。しかしそんな時に「自分を持つ」ことが大切なのではないかと思います。場の雰囲気に呑まれ練習の時には行わないことをやってしまうと良い結果が得られなかったことを経験したことがある方はいるかもしれません。試合は自分の120%の力を出すよりも自分の100%を出す努力は簡単です。なぜかというと、どんな環境下でも周りに左右されず「自分を持ち」普段通りのことを行うことをすればいいだけだからです。そうすると案外緊張せずに試合に臨むことができ、自分の力を最大限発揮できるのではないかと私は考えています。
2つ目は今年の1月に亡くなられた長崎総合科学大学付属高校のサッカー部の監督をされていた小嶺忠敏さんがおっしゃられていた「自信と過信は紙一重」という言葉です。皆さんも経験したことがあるかもしれませんが、良い結果が出せる時というのは自分の中に何か確信が持てている時だと思います。しかしその自信は過信にもなってしまいます。自信がありすぎるがため、自分の力量を見誤ってしまい普段しないようなことをやってしまうと良い結果が出せる訳もなく空回りしてしまい、結果として悪い結果に結びつきます。私自身も大学に入ってから自分の力量を見誤ってしまい、結果が全く出せないことが多々ありました。そんな時にこの言葉を思い出すことで初心に帰り、この経験を踏まえて次は自分の力を最大限に発揮できると私は考えています。
3つ目は思い切ってやってみることです。映画タイタニックでレオナルド・ディカプリオが役を務めているジャックのセリフである「When you got nothing, you got nothing to lose」という言葉があります。日本語に翻訳すると「何もない時は失うものがない時」という感じです。また、高校の先生から「スタートラインにつくまでは慎重に、スタートしてからは大胆に」と言われてきました。私で例えると自分よりも持ちタイムが上の人と走る際は、この言葉を肝に銘じてレースに臨んでいます。というのも私は記録会等は順位を狙うよりも良い記録を出すことに挑戦するものだと考えています。だからこそ消極的にレースに臨むのではなく、思い切ってレースに臨むべきなのではないかと考えています。思い切ってレースに臨めば自分が持つ力を最大限に発揮し、良い結果が出せると私は考えています。
私はこの3つを考えながら普段試合に臨んでいます。客観的な視点で見ると独特な考え方になってしまうのかもしれませんが、昨年は全種目で自己ベストが更新できたことを考えると私には合った考え方なのかもしれません。この考え方は陸上だけではなく様々な時に活かせると思います。このブログを読んだことを機に、何かしらの時に思い出し、活用してくれると幸いです。
今年は昨年不甲斐ない結果で終わってしまった箱根駅伝予選会で結果を出し、今年のチーム目標である「箱根駅伝出場」に向けて頑張っていくので応援の程よろしくお願いします。ここからトラックシーズンが始まるので個人としても満足のいく結果を出して、チームに貢献していけるように精進していきます。
最後になりますが今年度のブログは私が最後となります。本ブログを1年間ご愛読していただきありがとうございました。本ブログを通して少しでも立教大学男子駅伝チームに興味を持ってくれる方、応援をしてくれる方が増えていると幸いです。また来年度も沢山の応援の程よろしくお願い致します。
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
今年度のブログは以上となります。1年間読んでいただきましてありがとうございました。